満塁弾でサヨナラ勝ちV 福島・松前が全国へ 中体連軟式野球
update 2018/8/1 07:36
【知内】軟式野球の最終日は7月31日、知内町しおさい野球場で準決勝、決勝を行った。決勝に進出した
福島・松前は美瑛(上川)に11―7(延長8回)でサヨナラ勝ちを収め、優勝を飾った。福島・松前と美瑛は19日から広島県で開かれる全国大会に出場する。渡島・桧山管内から全国大会出場は第47回大会の森以来22年ぶり。本通は準決勝で美瑛に0―1で敗れて3位だった。
福島・松前は決勝の美瑛(上川)戦で延長8回に馬躰光瑛(福島2年)がサヨナラ満塁ホームランを放ち劇的な勝利を収めた。折原賢史監督は「追い込まれても最後まで粘り強く戦ってくれた」と選手たちをたたえた。
準決勝の富川・門別(日高)戦は1年の春からバッテリーを組むエースの本庄涼真(福島3年)と川村亮太主将(松前3年)の活躍が光った。本庄はあと1勝で全国大会進出というプレッシャーがありながらも、2安打1失点と力投。「外角低めのストレートは今年一番の出来。指にかかったボールを投げられた」と本庄。捕手の川村主将も積極的にバットを振ってくる相手に対し、変化球を効果的に使うなど本庄の良さを引き出した。
迎えた決勝。序盤に6点を挙げて大きくリード。しかし、徐々に得点を許してしまい、6回に同点に。延長までもつれ、8回に1点を勝ち越された。ベンチの雰囲気が悪くなった中、川村主将ら3年生を中心に「まだ終わっていない」と奮起を促した。
その裏、連続四球で下位打線からチャンスを作ると、1番の藤林翔真(松前2年)の内野安打で同点。四球を挟み、無死満塁で馬躰が打席に向かった。「後ろにキャプテンがいるので楽に打席に入ることができた」と真ん中の直球を捉えると、打球はライトフェンスを越えチーム、スタンドは歓喜に沸いた。馬躰は「外野フライかと思ったが、振り切ったので伸びてくれた。チームメイトがホームで出迎えてくれたのでうれしかった」と公式戦初アーチに笑みを浮かべた。
全国に向けて川村主将は「一戦必勝で北海道代表として恥ずかしくないプレーをしたい」と活躍を誓った。
準決勝で美瑛(上川)と投手戦を繰り広げた本通は、6回の1点に泣いた。森谷光樹監督は「試合がどっちに転んでもおかしくない展開だった。残念だが、選手たちはのびのびとプレーしてくれた」と選手をねぎらった。
エース八重樫由太(3年)は今大会3連投と疲れがある中、場面に応じてピッチングスタイルを変え、7回を4安打1失点と好投した。「持ち味の外角のストレートがよかった」と八重樫。しかし、6回2死から相手の1番打者にスライダーを捉えられ、右中間へランニングホームランを打たれた。八重樫は「外そうとしたが、甘く入ってしまった。タイミングを合わせられた」と悔しがる。
打線は初回、6、7回と3度のチャンスを作るも得点することができなかった。櫻井晃樹主将(3年)は「相手エースのインステップ気味の投球に苦しめられた」と肩を落とす。
今後は新チームに向けてスタートを切る。森谷監督は「3年生と一緒に野球ができて楽しかった。1、2年生は先輩たちの良いところを見たと思うので、またこの舞台で活躍してほしい」と話し、櫻井主将も「みんなで一つの目標を持って頑張ってほしい」とエールを送った。
その他の新着ニュース
- 変貌続ける函館港 開港160年、さらなる発展へ...2019/1/1
- 今年も新春の空に故梅谷さんの凧...2019/1/1
- 「新年も平穏に」 お札やお守り準備 亀田八幡宮...2019/1/1
- 年越し準備で市場、スーパーにぎわう...2018/12/31
- 棒二最後の新春飾る生け花 美原の齊藤さん...2018/12/31
- 丸井栄餅で鏡餅作り アルバイトら大忙し...2018/12/30
- 亀田小4年・佐々木さんが南北海道珠算競技大会で小学生V...2018/12/30
- 函館空港に金のシャチホコ登場...2018/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。