函館で七夕 「竹に短冊」歌声とお菓子もらい笑顔
update 2018/7/8 07:37
7日は「七夕」。函館市内ではササ飾り作りや、子どもたちにとってお楽しみの伝統行事「ろうそくもらい」が開かれ、元気いっぱいに「竹に短冊…」と歌い、菓子などをもらって笑顔で喜んでいた。
駄菓子つかみ取りに大喜び 五稜郭タワー
〇…五稜郭タワー(五稜郭町)では午後4時から始まり、開始前から参加する子どもたちが集まり、にぎわった。今年は、子どもたちにより楽しんでもらおうと駄菓子のつかみ取りを初めて企画。マスコットキャラクターの「GO太くん」と浴衣姿のスタッフが出迎え、子どもたちが七夕の歌を歌って、つかみ取りに挑戦した。
札幌市から七夕のために訪れていた伊藤新菜ちゃん(4)と愛菜ちゃん(2)姉妹は「函館の七夕は初めて。お菓子がもらえてうれしい」と喜んでいた。
短冊に願いを込めて 市中央図書館
〇…函館市中央図書館では「親子で図書館へ お話会と工作」を開いた。幼児から小学校低学年までの児童19人とその保護者らが参加し、ササ飾りを作ったり、手遊びをしたりして楽しんだ。
親子で参加できる恒例のイベント。最初に同館で活動する読み聞かせグループが七夕にちなんだ本を朗読。工作では、色紙を使った星や天の川などのササ飾り作りに挑戦し、短冊に願い事を書いてササに飾った。
市内の川端りおちゃん(2)は「きかんしゃトーマスに会いたいなって願い事を書いた」と笑顔を見せていた。
夜光反射材もらった 函館西署
〇…函館西署(海岸町、木村圭一署長)では、玄関で歌った子どもたちに菓子の詰め合わせや夜光反射材のリストバンドなどをプレゼントした。
函館西署少年補導員連絡協議会、函館西防犯協会、函館西交通安全協会、西地区安全運転管理者協会の関係者が協力。児童や未就学児を連れた家族に「不審者が多いので気をつけて」などと声を掛けた。
玄関前には赤色灯を転倒させたパトカーも展示し、記念撮影する親子連れも。双子の関谷瑚珀君(8)と紫劉(しりゅう)君(8)は「たくさんお菓子をもらったので重くなった」と笑顔だった。
スタンプラリー人気 本町仲通り会
〇…函館市本町の商店街、「本町仲通り会」(三品賢治会長)は、近辺の20店舗を回ってお菓子をもらう「竹に短冊スタンプラリー」を実施した。
子どもたちは、丸井今井函館店で配られたカードに商店街の16店でスタンプを集め、シエスタハコダテ内の店舗、4階のGスクエアにゴールすると、チーズケーキや甘食などを受け取った。
札幌市豊平区から家族で帰省し、参加した佐藤えなちゃん(5)は「雨だったけどたくさんお菓子をもらえてよかった」と話していた。
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