児童生徒減少続く 函館市小中学校
update 2018/5/21 07:15
函館市教委は、今年度の市立小・中学校の児童・生徒数(5月1日現在)をまとめた。小学校が前年度比118人減の1万213人、中学校が同218人減の5158人(ともに特別支援学級を含む)。減少人数合計は336人で、前年度(355人)に比べ減少数は減ったが、少子化が一段と加速している実態が浮かんだ。
普通学級数は、小学校が前年度より6学級減の382学級、中学校が8学級減の167学級。一方、特別支援学級は八幡、高盛、東、石崎、本通、南本通の6小で新設し、9学級増の94学級。中学校が青柳、巴、鱒川、椴法華、臼尻の各中に新設したが、1学級減の33学級となった。
全学年が1クラスの単学級校は、小学校であさひ、中部、北星、万年橋、高盛、千代ケ岱、中島、千代田、金堀、駒場、上湯川、東、北昭和、赤川、えさん、磨光の16校で、全46校の34・7%を占める。複式学級校は亀尾、鱒川、石崎、戸井西、日新、椴法華、臼尻、大船の8校。中学校の単学級校は旭岡、銭亀沢、潮光、日新、恵山、椴法華、尾札部、臼尻の8校で、全21校の38・0%と学校の小規模化が進んでいる。中学校の複式学級校は鱒川中のみ。
児童数の最多は桔梗小の719人、北美原小の689人と続く。生徒数は1位が亀田中の612人、2位が本通中の606人、3位が巴中の590人と、郊外や新設校に集中している。逆に児童数の最少は石崎小と亀尾小の15人、生徒数の最少は鱒川中の12人、次いで椴法華中の16人。
今年度は的場、光成、凌雲3中統合の巴中が開校、西中、潮見中、宇賀の浦中の統合校青柳中も誕生した。
市内の児童・生徒の推移は、1982年度の小学生3万1352人、87年度の中学生1万5558人をピークに減少。2004年12月に4町村が函館市に編入合併した際に人数は増えたが、翌年度以降、減少が続いている。
市教委学校教育課は「少子化傾向は避けられないが、魅力ある学校づくりを一層進めたい」としている。
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