特急「北斗」で使用の「キハ183系」引退へ

update 2018/3/16 08:30


 JR北海道が17日に行うダイヤ改正に伴い、函館−札幌間の特急「北斗」で使用している気動車「キハ183系」が定期運行から姿を消す。15日には函館線沿線で鉄道ファンが写真撮影する姿が見られた。

 183系の車両は1980年代から道内で活躍していたが、2013年7月には八雲町内を走行中の特急北斗14号のエンジン付近から出火する事故が発生するなどトラブルが相次いだ。同社は同種のエンジンを搭載する36両の使用を停止し、同区間の特急列車は約1年間にわたり本数が減らされた。今回のダイヤ改正により「キハ261系」が投入され、すべて「スーパー北斗」となる。老朽化が進む183系は順次廃車される。

 七飯町内で列車を撮影していた青森県五所川原市の農業、大久保健也さん(41)は「札幌へ出掛けるのによく乗っていた。老朽化により役目を終えるのは仕方ないので、お疲れさまでしたと言いたい」と話していた。

 JRはキハ183系の引退に合わせ、15日から記念入場券の販売を開始した。道内17駅で販売し、駅ごとにデザインが異なるとあって鉄道ファンの心をくすぐりそうだ。道南では函館、大沼公園、森、長万部、木古内の各駅で扱っている。1枚170円。

提供 - 函館新聞社

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