亀田地区統合施設9月にも着工 新たに図書コーナー

update 2018/3/5 07:53


 函館市は新年度、亀田地区統合施設(美原1)の新築工事に着手する。3月末で閉館する市亀田福祉センターと旧水道局亀田営業所を解体後、9月にも現場作業を始める見通し。市議会の一部や市民団体から機能維持の要望が出ていた美原図書室は廃止し、図書コーナーを新設する。工期は2カ年を見込み、オープンは2020年4月を予定している。総事業費は約29億8000万円。

 対象は亀田福祉センター、亀田青少年会館、亀田公民館、美原老人福祉センター、美原児童館で、亀田福祉センターを除く4施設は統合施設が完成後、解体する方向となっている。

 統合施設は、敷地面積3985平方メートルで、鉄骨造一部鉄筋コンクリート造。地下1階、地上3階、塔屋1階、延べ6820平方メートル(ピロティ部=2階の重みを柱で支えた空間=544平方メートルを除く)。駐車場は地下に75台、ピロティ部に20台、屋外に15台、公用車用5台の計115台を確保する。

 主な機能は、1階に吹き抜けのふれあいホール(図書コーナー、カフェコーナー、学習スペースを配置)や最大500規模収容の講堂、体育室、2階に高齢者と子どもの交流スペース、カラオケなどができる防音付きの交流活動室、教養娯楽室、遊戯室、児童集会室、3階に会議室、研修室室、調理や和洋兼用で使える研修室、函館山が展望できる函館山テラス(屋外)など。屋上には太陽光パネル(出力20キロワット)を設置する。

 ふれあいホールや講堂、体育室、遊戯室はいずれも吹き抜けで天井が高く、特にふれあいホールは2階から光が入るようにガラス張り仕様となっている。外壁は白を基調とする。

 18年度予算案には、亀田福祉センターと旧水道局亀田営業所の解体費と本体着工費を合わせ、6億5140万円を盛り込んだ。

 6月の定例市議会での承認を経て着工する考え。市教委生涯学習部は「活動の見える化がコンセプトで、多世代交流を深められる施設にしたい」としている。

提供 - 函館新聞社


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