ひろめ荘、南かやべ保養センター2020年度に民営化へ
update 2018/3/2 07:11
函館市は、大船町で共に市が所有する温泉施設「南かやべ保養センター」と宿泊施設「ホテルひろめ荘」(20室)を2020年度に民営化する。新年度、建物診断など各種調査に着手し、売却などで数億円規模の財政効果を見込む。
市が本年度から5カ年計画で取り組む行財政改革プランの一環。保養センターは、鉄筋コンクリート造平屋約1060平方メートル。旧南茅部町が1990年、住民の福祉増進と観光振興などを目的に開設した。
鉄筋コンクリート造3階建て、延べ床面積約3190平方メートルのひろめ荘は、95年に開業。硫黄泉の露天風呂や重曹泉の大浴場が人気で、市が昨年度、利用者約1200人を対象に実施したアンケートでは、両施設共に9割以上の満足度を得ている。
現在は、指定管理者の道南温泉(遠藤浩司社長)が運営。直近5年の両施設の利用者は、12万人前後で推移している。
新年度予算には、関連経費として1000万円を計上。建物診断や測量、不動産鑑定などを行い、2019年度に公募選定委員会を設置して売却先を決定する。
民営化の背景には、新年度予算で減債基金から5億円を繰り入れるなど、市の厳しい財政状況がある。新年度に行う土地、建物の査定を経た上で決まる売却額は「億は下らない」(南茅部支所)規模で、過去10年間で1億円程度市が負担してきた修繕費などの維持管理費も圧縮できるという。
同支所産業建設課は「現在の黒字経営からみて、民営化しても成功すると判断した」と説明。経営面のメリットについて「条例にしばられない自由な経営でサービスが向上し、観光客の誘致などで入館者が増えることを期待したい」としている。
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