歌ではこだて焼きピロシキをPR
update 2018/3/1 07:53
道南と東京在住の女性2人組ユニット「JOHN&YUKA」が、昨年12月から函館市内で販売中の「はこだて焼きピロシキ」をPRする楽曲を制作し、売り上げ向上に一役買っている。取扱店の一部で曲を流しているほか、動画サイト「ユーチューブ」でも公開し、歌に乗せてピロシキの魅力を発信している。
共通の知人を介して約30年前に知り合った二人は、熱狂的なビートルズファン。メンバーのジョン・レノンと妻のオノ・ヨーコにちなんで、ユニットを名付けた。ハンバーガーチェーン「ラッキーピエロ」がおととし開催した楽曲コンテストでは、準グランプリに当たる特別賞を受賞した経歴を持つ。
作曲したYUKAさんは、東京を拠点に活動するバンド「Tacos」のメンバーの一人。はこだて雇用創造推進協議会と共にピロシキの開発に携わった函館市元町のカフェ「まるたま小屋」でライブを開催したこともあり、店主の北見伸子さんを通じて、オリジナルソングの制作が実現した。
曲は「カステラ一番、電話は二番」のフレーズで有名な文明堂のCMを意識したといい、ピアノの伴奏に乗せた明るいリズムが特徴。港やレンガなど函館らしさを感じさせる風景とピロシキの特徴を詩に込めたJOHNさんは「仕合わせ≠竍おむすび≠ニいった言葉で函館とロシアの縁も織り交ぜた」と明かす。
はこだて焼きピロシキは現在、市内10店で販売。6事業者が、基本のレシピを基にオリジナルの味を提供しており、2月24、25の両日に函館アリーナであった「はこだてフードフェスタ」では、各日200個以上売れるなど好評だ。
JOHNさんとYUKAさんは「老若男女で歌を口ずさみ、はこだて焼きピロシキを食べたいなと思ってもらえるようになればうれしい」と話している。
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