松前の竹田さん、サクラ250種木札書きに励む
update 2018/2/27 23:25
【松前】毎春、250種約1万本のサクラが咲き誇る松前公園で「松前花の会」会員の竹田勝治さん(75)が、今月初めからサクラの品種を示す木札書きに励んでいる。3月末までに550〜600枚を書き上げ、雪解け後に取り付ける予定だ。
竹田さんは町の元職員で、定年退職した2003年春から松前公園でごみ拾い活動を始めた。サクラに吊るされた木札の風化や落下が気にかかり、町商工観光課に相談したところ、「以前木札を書いていた人が高齢で引退した。竹田さんが代わりに書きませんか?」と提案を受けた。以来、「町のためになれば」という思いで、町からマツの木札の提供を受け、痛んだ札のかけ替えを行っている。
「雨宿」「糸括」「関山」…さまざまなサクラの名前をペンキで一つひとつ丁寧に書き上げ「もともと書道の心得はなかったけれど、15年も書いていると上達しますね」とほほ笑む竹田さん。松前公園には「福寿桜」「関守」「優雅」など松前で育成されたものも数多く、そのようなサクラには「松前育成品種」の添え書きを施している。
サクラの名前書きは、町内3小学校の6年生が卒業記念として取り組むまでに広がり、竹田さんが各校で指導に当たっている。子どもたちが書くのは松前公園で最も多いサクラ品種「南殿」で、裏面に自分の名前を書く。竹田さんは「さくらまつりで自分の書いた札を見にくる子どもも多く、いい記念になっていると思う。木札書きは体の続くかぎりやっていきたい」と話す。
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