熱帯植物園で松前神楽

update 2018/2/12 07:32


 第14回熱帯植物園春祭り「春よ来い!」(NPO法人函館エコロジークラブ主催)が11日、函館市熱帯植物園で開かれた。市民をはじめ、サル山の温泉目当てに多くの外国人客も来場する中、国の重要無形民俗文化財に指定される見通しとなった「松前神楽」や函館巴太鼓ジュニアの子どもたちによる力強い演奏などを楽しんだ。

 松前神楽は1月に文化審議会が無形文化財に指定するよう答申した。同イベントに毎年出演している松前神楽函館連合保存会(大橋東城会長)からこの日は9人が参加。大橋会長は「3月に国指定の文化財となるが、これからも地域に根ざした神楽として愛されるように各地で披露したい」とあいさつした。

 この日は、雌雄の鳥の冠をかぶり、五穀豊穣を願う「二羽散米舞(にわさごまい)」や「千歳(せんざい)」などを披露。獅子舞では会場に飛び込み、来場者の頭をかみ歩き、中には全力で泣き叫ぶ子どもの姿も。外国人観光客らも熱心に動画を撮影するなど、地域の伝統文化に関心を持った様子だった。

 このほか、巴太鼓は息の合った演奏で会場を楽しませ、函館裕人会による三味線演奏も行われた。来場者にはつぼみを膨らませたサクラの剪定(せんてい)枝が配られ、春の息吹を感じながら、イベントを楽しんでいた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです