2氏が最後の訴え 北斗市長選28日に投開票

update 2018/1/28 07:43


 【北斗】北斗市長選と市議の補選(欠員1)は28日、投開票される。選挙戦最終日の27日は、市長選に立候補している、いずれも無所属の新人で、前市議の新関一夫氏(62)と前市議会議長の池田達雄氏(58)=届け出順=が市内各地で“お願いコール”を展開。午後8時前には支持者の前で最後の演説をし、7日間の運動を終えた。

 選挙戦は人口減少問題対策や新函館北斗駅前の空き区間の利活用などを争点に論戦。市議の補選も最終日を迎え、いずれも無所属で、新人の日笠朝子氏(58)と元職の高村智氏(50)が市内各地を遊説した。

 投票は市内31カ所で午前7時から午後8時まで受け付ける。開票は市総合文化センターかなでーるで午後9時10分から始まり、午後10時半ごろには大勢が判明する見通し。  

 池田氏は当別・茂辺地地域を皮切りに七重浜、久根別など市内全域を遊説した後、午後7時40分すぎに東浜1の選挙事務所に到着し、最後の演説を行った。集まった支持者の前でマイクを握り「この7日間、多くの市民からよく立起してくれたと声を掛けられ、期待を感じた。多くの仲間たち、ボランティアに支えられて選挙を終えることができた。期待を裏切ることなく頑張る」と感謝の言葉を述べた。

 その後、事務所内で慰労セレモニーを行い、後援会の木村英一会長が「この7日間、悪天候の中で元気に池田君を支えてくれた」、三浦利明選対本部長も「最後まで戦い切ることができた」と遊説隊員にねぎらいの言葉を送り、運動を終えた。

 新関氏は茂辺地・当別を皮切りに久根別や七重浜、大野など市内全域をくまなく回った。午後7時45分ごろ、市商業活性化センターエイド03で最終演説に立った新関氏は「皆さまの気持ちに押され、7日間一生懸命走ることができた。『まちを変えて』と多くの市民に声をかけられ、期待の大きさを感じた」と選挙戦を振り返った。

 市職員が120%の能力を発揮できる環境整備の必要性などを改めて強調。市議会議員として20年間、施策を提案してきたことを挙げ「できない理由はいくらでも並べられる。どうしたらできるのかを議論するべき。失敗を恐れて踏み出さないのだけはやめたい」と力を込め、集まった支持者から大きな拍手を浴びた。

提供 - 函館新聞社

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