思い出の校舎、記憶よみがえる 凌雲中で6日まで見学会
update 2018/1/5 08:29
函館市の小中学校統廃合に伴い、今年3月に閉校する函館凌雲中学校(浦田慎一校長、千代台町)で4日、校舎見学会が始まった。緑色の外壁が特徴の校舎を目に焼き付けようと、初日だけで約300人の卒業生らが来校。懐かしい教室を訪れ、当時の思い出話に花を咲かせた。
凌雲中の校舎は函館中央中として1957(昭和32)年に完成、82(同57)年に松川中と統合し、現在の校名となった。見学会は同窓会と閉校記念事業実行委が共同で企画。卒業生の帰省が見込まれる正月の3日間に設定した。
長い廊下や木枠の窓、理科室や3年間を過ごした教室などを、来校者は約1時間を掛けてじっくりと見学。当時の資料などに目を通しながら、昔の記憶がよみがえって笑顔で話したり、記念撮影を楽しんでいた。
2年前に卒業した片井啓人さん(17)は同級生と訪れた。懐かしの校舎を見て回りながら「当時の担任も来てくれるので再会が楽しみ」と話した。佐々木明美さん(43)も同級生6人と来校し「さまざまな思い出が鮮明になった」と喜んでいた。
見学会は6日までで、時間は午前10時から午後3時。事前申し込みは不要。
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