みらい館で「まほうのゆうえんち」 多彩な体験楽しんで
update 2018/1/4 07:38
はこだてみらい館(若松町、キラリス函館3階)は冬の企画展「まほうのゆうえんち」を開いている。公立はこだて未来大生による「函館発新体験開発プロジェクト」の展示体験、昆虫の高精細画像の展示など新たなコンテンツのほか、8日からは、都市空間をジェットコースターに乗っているような仮想現実(VR)体験ができる「アーバンコースター」が登場する。
テーマは「高度に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」。2月25日までの期間中、さまざまな最新コンテンツも体験できる。
8日に登場する「アーバンコースター」は、ブランコ型の座席で、足が床に着かない状態で体験。頭部装着型のディスプレーでビルの谷間をジェットコースターで走るような映像を見て、疑似体験ができる。内藤秀道館長(54)は「いろいろなVRを体験してきたが、本当に空を飛んでいるような浮遊感や疾走感がある。大人の方に楽しんでもらいたい」と話す。13歳以上のみで、2月12日まで。同15日からは別のVR体験ができる。
未来大生の展示では、深度センサー付きのカメラの前に立って体験するプログラムを複数用意。このうちの「ポワット」は、画面上では自分の体が単純な線のみで描かれるが、動きに合わせて泡がはじけたり、他の人に触れると色が変わったりする。開発したプロジェクトリーダー関根椋太さん(24)は「人と人との物理的なコミュニケーションを図るものとして考えた」と話す。
このほか、メディアアーティストの橋本典久さんが手掛けた超高解像度昆虫画像「ZooMuSee(ズームシー)」では、200種類もの昆虫の背中、腹側の画像が収録され、カブトムシの毛やチョウの鱗粉なども拡大、縮小して見ることができる。
昨年の夏休みに好評だった工作コーナーとして、自由に使える材料を用意した「つくるひろば」、4Kメディアウォールでのコロコロゲーム大会、デジタル工作機械を使ったオリジナル品の製作(材料費別)など、冬休み中のみ毎日体験できるコンテンツもある。
入館料は大人600円、高校生以下300円。問い合わせは同館(0138・26・6000)へ。
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