「紙おむつ用ごみ袋」好評 北斗市が子育て世帯に支給

update 2025/10/26 07:55


 【北斗】子育てしやすいまちを目指し、支援を進めている北斗市は今年度、「乳幼児紙おむつ用ごみ袋支給事業」を新規に始めて好評だ。乳幼児を持つ家庭では多くのごみ袋が必要で、経済的負担となっていることから、市は市指定の20リットル用燃やせるごみ袋を2年間で最大200枚無償で支給することで、子育て家庭の経済的負担を少しでも軽減しようというのが狙いだ。

 支給対象者は、乳幼児、保護者とも北斗市に住民登録があり、市に出生届を出した親。市は4回に分け、各50枚ずつごみ袋を配布している。支給時期は@出生届提出時A4カ月健診時B10カ月同C1歳8カ月同の4回で、2年間で子ども1人に対し、計200枚のごみ袋を健診場所で支給する。

 今年度の予算は計68万9000円で、対象の予定延べ人数は840人。市は9月末までに延べ355人に配布している。
 21日、せせらぎ保健センター(本町4)に長女の4カ月健診に訪れた野口さくらさん(27)は「買わなくてはならないものを無料でもらえるので助かる。紙おむつのごみは、たくさん出るので」と話していた。出生届出時にもらった袋はまだ残っているといい、支給枚数としては十分なようだった。

 10カ月健診に長女を連れてきた岡島春佳さん(33)は「1週間でごみ袋1枚を使っている。おむつ代やベビーフード代でお金がかかるので、ありがたい。ごみ袋を買う手間も省ける」と話していた。

 市子育て支援課の竹内直樹課長(53)は「乳幼児期は、子育てによる経済的、心理的負担が特に大きい時期。ごみ袋の支給を通じ、家庭の負担を少しでも軽減できれば」とした上で「国や道が進める大きな子育て支援の流れを踏まえつつ、市では、今後もきめの細かい支援を続けていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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