プペルバスを桧山に 移動個展実現に向け組織立ち上がる
update 2020/12/28 07:26
【上ノ国、乙部、八雲】お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが手がけた絵本「えんとつ町のプペル」の世界観を伝える移動式個展会場「プペルバス」を桧山地域で走らせようと取り組む「光る絵本展プペルバスin北海道ひやま事務局」が25日、立ち上がった。バスは来年7月17日〜19日の走行を予定している。
プペルバスは、各主要都市などで開催している「えんとつ町のプペル光る絵本展」に行くことが出来ない各地の子どもたちに「絵本展を届けたい」との思いで制作されたマイクロバス。原画パネルを特殊加工して展示し、町おこしイベントや企画展などで全国を巡回している。
桧山での同事務局設立メンバーは、作品の世界などに魅せられ代表を務める上ノ国町役場職員の木村侑さん(33)、八雲町末広町の自営業、千葉康生さん(38)と妻の美香さん(37)、乙部町栄浜のフードトラック営業で知られるアルズキッチン代表、三上良介さん(32)の4人。同作品の映画公開日となったこの日、ウェブ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を介して集まり、立ち上げた。
千葉さん夫妻は「桧山地区の子どもが笑顔になれるように、力を合わせてプロジェクトを進めたい」と話し、三上さんは「桧山の多くの人たちと感動を共有したい」と抱負を語った。
「夢を持てば笑われて、行動すれば叩かれる挑戦者の物語で、コロナ禍で踏ん張っている人たちへの応援歌」と映画作品について語る木村さんは、来年1月末で役場を退職。上ノ国町内の農業法人、MORI FARM(森啓介社長)の経営に参画し、新たな道を歩みだす。また、今月初旬に、プペルバスを走らせる権利をインターネット上で獲得した。
木村さんは「この物語の世界を、たくさんの人に届け、挑戦者を応援する世界を作りたい」と意気込み、イベント成功に向けて今後さらに協力者を募っていく。問い合わせや参加協力などは「光る絵本展プペルバスin北海道ひやま」のフェイスブックページから、メッセージの送信を。
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