歴代ポスターと名場面で21年版カレンダー 野外劇の会

update 2020/10/6 06:58


 NPO法人市民創作「函館野外劇の会」(中村由紀夫理事長)は5日、2021年版カレンダーの販売を開始した。新型コロナウイルスの影響で今夏に予定した第33回公演が実施できなかったこともあり、1988年から2019年まで過去32回の公演で使用した歴代ポスターと上演中の名場面を組み合わせた。

 例年、その年の公演の名場面を振り返る写真を使いながら制作してきた。土谷雅宏事務局長は「公演がなくても野外劇の会として途切れることなくメッセージを出したいとカレンダー制作を決めた。歴代のポスターが素晴らしく、野外劇に関わってきた人たちに懐かしんでいただけるのでは」と話す。

 B2判7枚組(1ページ2カ月分)で、表紙は第8回までのポスターを並べ、カレンダー部分にはポスター4枚と歴代名場面を使用した。記念すべき第1回のポスターは「そのドラマを『五稜星(ほし)よ 永遠(とわ)に』と名づける」とするコピーや野外劇のロゴが入ったデザイン。翌年からは公演場面の写真を使用し、中には事務局にも1枚しか残っていないポスターもあるという。

 カレンダー制作と合わせて改めて野外劇の歴史を知ってもらおうと、同会は9日から11月13日まで、五稜郭タワー、テーオーデパート、市企業局庁舎、市中央図書館、市役所の5会場を巡回するポスター展も企画した。
 来夏の公演実現に向けて中村理事長は「いろいろと考慮しなくてはならないことが多く、新型コロナウイルスの流行状況次第だが、対策を取りながら何とか開催できるように取り組みたい」と話している。

 カレンダーは1500部発行、1部1100円(税込)。同会事務局、五稜郭タワーなどで取り扱い。20部以上の注文で、企業名などを無料で入れる(11月20日締め切り)。問い合わせは事務局(0138・56・8601)へ。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです