1日から縄文スタンプラリー グッズが当たる
update 2020/7/31 06:35
渡島総合振興局と函館市教委は8月1日から、渡島管内での縄文遺跡の遺物を展示・保存する9資料館を巡る「縄文スタンプラリー Jomonとれじゃーはんてぃんぐ」を開催する。「北海道・北東北の縄文遺跡群」の2021年の世界文化遺産登録への機運を高め、住民理解を促す狙い。スタンプを集めた数に応じ景品も用意している。
4道県の17考古遺跡で構成する縄文遺跡群は、今秋にも国際記念物遺跡会議(イコモス)が現地調査を行い、21年夏の世界遺産委員会で登録の可否を審議する見通し。世界遺産登録に向けた取り組みの一環で、スタンプラリーを初企画した。9月末まで。
市立函館博物館と、同館で開催中の今年度の企画展「津軽海峡北岸の縄文遺跡」(10月18日まで)に遺物を貸し出している8資料館が対象。函館市縄文文化交流センター、七飯町歴史館、北斗市郷土資料館、木古内町郷土資料館いかりん館、チロップ館(福島町)、松前町郷土資料館、森町遺跡発掘調査事務所展示室、八雲町郷土資料館に台紙があり、自由に参加できる。景品の引き換えは市立函館博物館で。
1館行くと、各館の代表的な遺物をかたどったオリジナルカードを進呈。3館賞はクリアファイル、5館賞は4道県のキャラクター「もんぐる」の反射板または缶バッジをプレゼント。9館全て制覇すると、企画展の図録、後援・協力する日の出製麺(北斗)の中空土偶ラーメン、ホテル函館ひろめ荘の日帰り入浴券のいずれかが当たる。また、小学生を「子ども学芸員」に認定し、市立函館博物館での体験展示「ジュニアJomon展」(11月3日〜来年1月28日)の企画に携わる。
振興局環境生活課は「多くの人が縄文への理解を深め、世界遺産登録を後押ししたい」としている。
問い合わせは同課(0138・47・9039)へ。
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