使用済み切手を海外医療支援に 遺愛高生2人が募集呼び掛け

update 2020/7/20 06:40


 遺愛女子高校(福島基輝校長)英語科3年の竹之内祐圭(ゆか)さん(18)と花輪美侑さん(17)は、海外の医療支援に役立てようと、使用済み切手の募集を呼び掛けている。8月31日まで。

 同校では講師を招き、途上国の現状などを学ぶ「修養会」を毎年開催するほか、今年2〜3月には2年(当時1年)の有志3人が未使用のはがきや切手を募り、紛争地域の支援に取り組むなど日ごろから国際的な課題への関心を深めている。今回は竹之内さんが身近な活動で海外の医療現場を援助できることを多くの人に知ってもらい、活動に協力してもらおうと、花輪さんに声を掛け企画。今月上旬からポスターや回収ボックスを製作し、準備を進めてきた。

 今回募集するのは使用済みの切手で、封筒やはがきから切手の部分を切り取って送る。年賀状や破れたり、汚れたりしているものは対象外となる。集めた切手は医療支援による国際協力にあたる公益社団法人「日本キリスト教海外医療協力会」(東京)を通じて換金し、現地での活動に役立てられる。

 目標として東アフリカ・タンザニアで約1年分の看護学校の教科書代(約1800円)に相当する5000枚を目指す。2人は「本来は捨てられる切手を集めることで医療支援につながる。ぜひ協力してほしい」と呼び掛ける。

 同校では郵送(〒040・8543、函館市杉並町23)でのみ受け付け、市本町の丸井今井函館店(7月31日まで)、函館コミュニティプラザ(Gスクエア、シエスタハコダテ内)の2カ所に回収ボックスを設置している。問い合わせは同校の相川教諭(0138・51・0418)へ。

提供 - 函館新聞社

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