アマゾンPODアワード 全盲の島さんが審査員特別賞
update 2020/6/29 07:34
大手通販サイトアマゾンのプリント・オン・デマンド(POD)で個人出版した優秀な著者を表彰する「ネクパブPODアワード2020」で、「インクルージョン―インクルージョン時代の幕開け!共に未来を切り開こう!!―」を執筆した函館市の島信一朗さん(50)=インクルーシブ友の会代表=が審査員特別賞を受賞した。島さんの初の執筆作で、「一人一人の違いを認め合うインクルージョンが、身近な存在となるきっかけになれば」と受賞を喜んでいる。
島さんは全盲の視覚障害者。「インクルージョン」の啓発をライフワークとしており、著書では、ユニバーサル上映映画祭などこれまでの自身の実践活動を交えながらインクルージョンに対する思いをつづっている。本の文字は大活字とし、昨年8月刊行した。
独力で企画や執筆、編集、出版を行い、選評で「出版インクルージョン」の実践とたたえられた。島さんは「全盲の自分が挑戦することに意義がある。今回の出版をきっかけに、メディアからの情報入手が困難な人たちにも本に触れる機会提供につながれば」と話している。
今回のエントリー人数は161人。最終選考に34人が選ばれ、その中からグランプリを含む計11人の受賞者を選定した。
授賞式は5月25日にあり、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言発令で、ビデオ会議ツール「ズーム」を使用し、オンライン形式で行った。
その他の新着ニュース
- 【新年号】新外環・空港道路 今春開通へ工事急ピッチ...2021/1/1
- 【新年号】おいしい地元産味わって! 道南産牛を使ったメニュー紹介...2021/1/1
- 函館市内の学習塾で正月特訓スタート...2021/1/1
- 遺愛女子高吹奏楽局がオンラインでレッスン...2020/12/31
- 函館PR番組配信、中国で16万人視聴...2020/12/30
- HACのSAAB340B型機退役 航空ファンら名残惜しむ...2020/12/30
- 口取りづくりピーク 市内の菓子店...2020/12/29
- 巨人育成指名の阿部投手が北斗市長を表敬訪問...2020/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。