FMいるか長寿番組「SPアワー」、21年半で歴史に幕

update 2020/6/24 06:36


 函館のコミュニティーラジオ局FMいるかで、1998年から放送している音楽プログラム「レコードエイジの贈り物〜SPアワー」が、28日で最終回を迎える。パーソナリティーを務めた市内のレコード収集家、上村要さん(88)の体調などを考慮し、21年半に及ぶ放送に終止符を打つことになった。

 上村さんはキャバレーのバンドなどでミュージシャンとして活動しながらレコードを収集。約7000枚のコレクションを生かし、98年10月から「SPアワー」を開始、懐かしのSPレコードを中心に毎週2〜3曲を紹介し、往時の音楽ファンを楽しませてきた。通常は事前収録だが、2017年には放送800回を記念し、最初で最後の生放送を行った。

 同局によると、3月29日の放送後、上村さんが体調不良で入院。加えて新型コロナウイルスの影響で5月末まで出演者の来局を見合わせたため、コーナーの放送休止が続いていた。番組再開を目指していたが、退院後の体力低下で来局しての収録が難しくなったとしている。

 通算958回目となる最終回は、28日午後2時から30分間放送。上村さんへのインタビューやリスナーへのメッセージとともに、過去の放送から上村さん思い出の曲を選び、番組の歩みを振り返る。

 同局の伍楼康広さんは「外部の方で20年以上も出演を続けてこられたのは上村さんただ一人」と長年の出演に感謝。最終回に際し「貴重な音源を多くの人に聴いてほしい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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