コロナ通知システムの活用を 道が運用

update 2020/6/22 06:43


 道は、新型コロナウイルス感染者が同じ施設を利用していたことをメールで知らせる「北海道コロナ通知システム」について、道内で導入した施設・店舗数が約3800(18日現在)に上ることを明らかにした。メール受信者に体調管理を呼び掛けるきっかけにする考えで、道民、事業者に活用を呼び掛けている。

 道は5月29日、道博物館(札幌)と本郷新記念札幌彫刻美術館で試験運用をスタート。不特定多数の人が利用するカラオケやパチンコ店などでも導入が広がっている。振興局別の導入数は明らかにしていない。

 施設利用やイベント参加の際、掲示したQRコードからメールアドレスを登録すると、同じ日、同じ施設を利用した人の中から陽性者を確認した場合、道からメールで通知が届く仕組み。メールを受け取った人は、検温の実施や手洗いの励行、マスク着用などの対策を取り、体調が悪い人は道相談センター(011・204・5020)へ相談する。メールを受け取っても、本人に感染の疑いがあるとは限らない。

 システムでは、メールアドレスだけを管理し、利用者の名前、住所、電話番号、GPS位置情報は取得しない。

 各場所でQRコードが違うため、利用した店舗やイベント会場ごとに読み取る必要がある。スマートフォンだけでなく、カメラ機能が付いていればガラケー≠ナも対応できる。

 メッセージは「新型コロナウイルスに感染した人の行動歴を確認したところ、あなたが訪れていた施設を同じ日に利用していたことを確認した」という内容。風評被害を防ぐため、該当施設は知らせず、問い合わせにも答えない。

 渡島総合振興局でも、1階の正面玄関入り口にQRコードを掲示している。商工労働観光課の樽井功英課長は「本人が陽性者と接触しているかもしれないので、体調に気を付けるきっかけにしてほしい」と話す。

 登録事業者、利用者とも利用は無料。詳細は道のホームページで確認できる。

提供 - 函館新聞社


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