みそぎの舞販売スタート 今年から醸造元変更

update 2020/4/26 07:07


【木古内】今年から醸造元を変更した木古内の地酒「みそぎの舞」の販売が木古内小売酒販組合の7店舗で24日からスタートした。

 「みそぎの舞」は1990年、同組合が木古内町産米を使った特産品として、冨士酒造(山形県鶴岡市)に依頼して醸造したのが始まり。同社の都合で今年から製造元を変えてリニューアルすることになった。新しい蔵元の羽根田酒造は、同じ鶴岡市で1592年創業の老舗。昔ながらの甑(こしき)で米を蒸し、ろ過に炭は使わない、高品質少量生産の蔵として知られる。

 予定では3月中に羽根田酒造製造分に切り替える予定だった。工藤秀範組合長(久上工藤商店店主)は「新型コロナウイルスの影響で売れ行きが落ち込んでおり、これまでの在庫も継続して販売中」としたうえで、「新しいみそぎの舞は、ワンランク大人の味に仕上がった。きっと多くのお客さんに気に入ってもらえる。新旧両方を飲み比べてほしい」と話していた。

今回販売される生しぼりは1000本限定(720ミリリットル入り、税込1472円)火入れを行った「みそぎの舞」も5月1日から販売される。

「みそぎの舞」は道の駅「みそぎの郷きこない」(5月6日まで休館中)でも販売予定。みそぎの舞の酒かすを用いた酒まんじゅう(1個150円)も末広庵(町本町)で発売した。

提供 - 函館新聞社

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