函館朝市「店舗応援セール」ＧＷ明けも継続

update 2020/4/16 07:29

　約１５０店が加盟する函館朝市共同組合連合会（井上敏廣理事長）は、新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込む函館朝市を盛り上げようと３月から開催してきた「店舗応援！緊急セール」について、実施期間を延長しゴールデンウイーク（ＧＷ）明けも継続する。コロナ禍の収束が見えない中、依然として客足の減少が続いており、引き続き応援セールを展開することで観光客だけでなく、地域住民の呼び水につなげたい考えだ。

　同連合会によると、３月は例年卒業旅行や春休み休暇などを利用し訪れる観光客らでぎわっていたが、今年はコロナ禍の影響で「売上が９割近く落ち込んだ店もある」（藤田公人副理事長）という。

　応援セールには１４日現在、２１店舗が参加。当初は４月２８日ごろまでを予定していたが、ＧＷ明けも実施して少しでも売り上げにつなげたいとする。セールでは地域住民も利用しやすく店頭で受けられる割引などのサービスに加え、朝市のホームページ（ http://www.hakodate-asaichi.com/sale/ ）では通販を活用し、幅広い客へ商品をＰＲしている。藤田副理事長は「非常に苦しいが、この苦難を協力して乗り越えなければならない。セールをきっかけに少しでも多くの人に朝市を利用してもらいたい」と話している。

　ＧＷ中のセールの取り組みについては各店によって異なる。また同連合会では朝市の利用客に対し、近隣の提携駐車場を無料とする取り組みも実施している。問い合わせは同連合会（０１３８・２２・７９８１）へ。

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