今年は新人≠フみ 野外劇メインキャストオーディション

update 2020/4/6 07:05


 NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)は5日、第33回公演「星の城、明日に輝け」(7月10日〜8月8日、全8回)に向けたメインキャストオーディションを五稜郭櫻交流ハウスで開いた。新型コロナウイルスの感染拡大で、今年は初参加や新しい役に挑戦する出演者のみを対象とし、希望者が本番を見据えてセリフに思いを込めた。

 当初3月8日に予定していたが、同日に延期。例年だと参加者は約20〜30人いるが、感染防止のため、今年は出演経験者のオーディションを見送った。また、この日は会場にアルコール消毒液やマスクを用意し、換気など感染予防対策をとった。

 最初に中村理事長が「いつも通り開催できるかわからない状態だが、今日は皆さんの熱演を期待している」とあいさつ。その後、希望者の4人が一人ずつ自己紹介し、志望動機などを語り、中村理事長ら審査員4人に思いをぶつけた。台本の読み合わせでは劇の進行役となるコロポックルの子ども役になりきり、表現豊かに演じていた。終了後、松本啓審査委員長が講評で「セリフは感情が観客に伝わるように抑揚やアクセントを大事に。野外劇を通じて函館の歴史を学ぶ機会にしてほしい」と呼び掛けた。

 参加した市内の野村萌花さん(20)は「緊張したが、セリフに気持ちを乗せられるよう意識した。劇を通じて函館の歴史を観客に伝えたい」と話していた。

 同会は13日に理事会を開き、開催方法などについて協議するとしている。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです