函館市内の小中学校でいつもと違う修了式
update 2020/3/25 06:59
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休校中の函館市内の小中学校で24日、今年度の修了式が行われ、25日から春休みがスタートする。各校では休校中の児童生徒の体調や生活状況を確認する「分散登校」の一環として行われ、受け取った通知表を手に新学期に向けて気持ちを新たにした。
このうち、函館中島小学校(小林徹也校長、児童152人)では、午前から1〜6年の児童が時差を設けて登校し、学年ごとに修了式や学級活動を実施した。例年、同校では全校で修了式とともに教職員の離任式を開いていたが、感染拡大防止から学校通信で異動を知らせる対応とした。
同日最初に登校した1年生23人は体育館に入り、間隔を空けて設置したいすに着席。式では浅井萌衣さんが学年を代表して小林校長から通知表を受け取った。小林校長は「学年の終わりがこうした形となり、申し訳なく、悔しい」と話し、「今はこの状況を乗り越える生きる力が大事になる。休み期間は家族と協力して過ごし、新しい学年に向けた挑戦の準備をしてほしい」と呼び掛けた。式は10分ほどで終了し、その後は学級活動として児童は担任とともに健康観察し、通知表などの配布物を受け取った。
同校1年の川村李華さん(7)は「休みが長く続いていて友達とも会えず退屈。学校が始まったら友達と遊んで、たくさん勉強をしたい」と話していた。
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