ガゴメでコロナに粘り勝とう! 連合があめ配布
update 2020/3/21 06:42
産学官連携組織「函館がごめ連合」(布村重樹代表)は20日、函館市本町のシエスタハコダテ前で「北大がごめ昆布飴(あめ)」を無料配布した。新型コロナウイルスの感染拡大で、外出自粛など不便な生活を強いられている市民を、函館産ガゴメコンブで元気づけようと企画。あめを配りながら「ガゴメでコロナに粘り勝とう!」と呼び掛けた。
あめ300人分(1人2個)を用意。ガゴメのゆるキャラ「ガゴメマン」も登場し、買い物客らにあめを手渡した。途中で雨が強まったため、シエスタの地下入り口に場所を移して実施した。
北大大学院水産科学研究院の安井肇教授(64)=海藻学=は「ガゴメに含まれる粘性多糖類のフコイダンは、インフルエンザなどのウイルスに一定の抑制効果があることで知られる。ただ、新型コロナへの研究はまだ行われていない。あめで喉を潤し、ウイルス防疫に役立ててほしい」と話した。
布村代表(59)は「悪天候のため、人出は本格的ではない。それでもガゴメマンと一緒に写真を撮るなどして喜んでもらい、気持ちが落ち込んでいる中で良かった」と笑顔を見せた。
あめに使っている「北大ガゴメ」は、天然ガゴメの2倍以上のフコイダンを含む。札幌のアイ・ティ・エスが販売元で、静岡県藤枝市の甘信堂製菓が製造。市内では、まるごと北海道ストアえぞりす(キラリス函館1階、田中理絵店長)で扱っており、50グラム入り594円。
今回の趣旨に賛同した市内飲食店6店舗が、21日から「北大ガゴメ弁当」などガゴメ料理の提供(テークアウトを含む)を始める。
参加店は次の通り。
寿々半(本町)、がごめ家(五稜郭町、函館リッチホテル五稜郭1階)、カフェ&デリマルセン(大手町)、ビストロやまくろ(梁川町)、二代目佐平次(五稜郭町)、函館国際ホテルレストランアゼリア(大手町)
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