「ポン菓子」新商品3種類を開発「ふっくりんこ」白米使う
update 2020/1/7 07:28
【北斗】澤田米穀店(北斗市中央2、澤田直樹社長)は、道南ブランド米「ふっくりんこ」の白米を使った新商品として乳幼児向けポン菓子3種類を開発した。塩分と糖分を従来品に比べ半分以下に抑え、食品中に含まれる放射性物質の基準を国の基準より厳格化。油を使わない特殊な加工法で味付けしており、1歳ごろから食べられるコメ加工品として人気を呼んでいる。
同店は、JGAP認証を取得した知内町の帰山農園(帰山和敏さん経営)と共同で、2019年4月にポン菓子「ふっくりんこJAPON(じゃぽん)」を開発。白米で作った「プレーン」、玄米を使った「海鮮いわし&ほっき昆布だしベース」「黒糖きなこ&ほっき昆布だしベース」の3種類で、新たなコメの食べ方を提案してきた。
しかし、玄米を食べられるのは丈夫な胃腸が整う3歳以上が目安とされ、プレーン味では物足りず、味付けを食べたいという声も上がっていた。
そこで、同店は白米を使った海鮮いわし、黒糖きなこを新たに開発し、プレーンも包材を新しくした。いずれも油、化学調味料、添加物は使っていない。放射性物質が一般食品より低い基準値が適用される「乳児用規格適用食品」(国の基準1キロ当たり50ベクレル)に認定され、自社基準として1ベクレルに設定している。
3種類は、昨年11月中旬に発売。同店をはじめ、七飯町の道の駅「なないろ・ななえ」に隣接する男爵ラウンジ、函館市元町の八島商店、同市美原4のぱん屋wakkaで扱い、好評を得ている。首都圏の自然食品店でも、かなりの量が売れているという。
同店専務の澤田導俊さん(40)は「子どもに安心したものを食べさせたいという要望に応えた。胆振東部地震の際に、乳幼児の食事に困ったという声もヒントになった。子ども用品を扱うメーカーとタッグを組んで新しい味を開発中」と意欲を見せる。今月にはベトナムで開かれる商談会に参加し、将来有望な同国のベビー用品市場を調査する。
同店はポン菓子専用の工場を中野通1に建て、菓子製造業に乗り出した。開発にあたり、道経済産業局の「農商工等連携支援事業」の認定を受け、道総研食品加工研究センター(江別市)から技術支援を受けた。
新商品の価格は、海鮮いわしと黒糖きなこが205円、プレーンが190円(いずれも税別)。問い合わせは同店(0138・73・2210)へ。
その他の新着ニュース
- 【新年号】新外環・空港道路 今春開通へ工事急ピッチ...2021/1/1
- 【新年号】おいしい地元産味わって! 道南産牛を使ったメニュー紹介...2021/1/1
- 函館市内の学習塾で正月特訓スタート...2021/1/1
- 遺愛女子高吹奏楽局がオンラインでレッスン...2020/12/31
- 函館PR番組配信、中国で16万人視聴...2020/12/30
- HACのSAAB340B型機退役 航空ファンら名残惜しむ...2020/12/30
- 口取りづくりピーク 市内の菓子店...2020/12/29
- 巨人育成指名の阿部投手が北斗市長を表敬訪問...2020/12/29
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。