函館大火から86年 自由参拝で遺族ら約40人が祈り
update 2020/3/22 07:02
2166人の死者を出した1934(昭和9)年の函館大火から21日で86年が経過した。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市仏教会が例年執り行う慰霊法要は中止となったが、函館市大森町の市慰霊堂には午前中から遺族らが訪れ、犠牲者の冥福を祈った。
自由参拝となった今年は約40人が訪れ、静寂に包まれる中、焼香を済ませて祭壇に手を合わせた。
大火で祖父と叔父を亡くした函館市千歳町のパート従業員、吉田有子さん(70)は「法要がないのは残念だが仕方ない。祖父が亡くなったのは自分が生まれる前だったが、一度顔だけでも見たかった。安らかに眠ってほしい」と話した。
市内の約3分の1が焼失した函館大火は2万2667世帯、10万2001人が被災。慰霊堂には身元不明者679人が無縁仏として納骨されている。
提供 - 函館新聞社
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。