Dプリンセス乗員に函館の菓子贈る 港湾関係者ら

update 2020/3/12 07:40


 函館にたびたび寄港してきたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗員を励まそうと、函館市内の港湾関係者らが滞在先にメッセージとともに菓子を贈った。贈り物には、船内で新型コロナウイルスの集団感染が確認されても、懸命に職務を全うしたクルーへの尊敬と感謝の気持ちを込めた。11日に到着したという。

 同船の乗員は、乗客が下船した後の2月27日から始まり、3月1日までに完了。現在は埼玉県和光市の国の施設で健康観察期間を過ごしている。函館からは先月、遺愛女子中学高校(福島基輝校長)の生徒が乗員や乗客向けに応援メッセージを送付。今回は函館洋菓子スナッフルスなどを展開する「ペシェ・ミニョン」の協力を得て「チーズオムレット」(8個入り)を30箱送ったという。

 菓子は以前からクルーにも人気で、食べやすいことから選ばれた。メッセージは英語で「これ以上ない尽力に多くの日本クルーズ関係者が救われました。日本の片隅の港から、感謝の気持ちを伝えさせてください」とつづられた。

 函館国際貿易センターの前野泰孝さんは「自分たちにも感染リスクが迫っている中でも、最後まで投げ出さずに職務を全うした乗員に敬意を表したかった。函館港のクルーズの活況があるのも同船のおかげ。贈り物で少しでも心が安らげば」と話していた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです