函館水産高生マグロはえ縄漁業実習から帰還
update 2020/3/7 22:50
函館水産高校(亀山喜明校長)の2年生40人を乗せた道の実習船「若竹丸」(692トン)が7日、1カ月半の乗船実習を終えて函館港に帰港した。マグロはえ縄漁業実習も兼ねており、ハワイ沖で捕ったマグロ40本約840キロも水揚げされ、出迎えた多くの保護者らからも大きな歓声が上がっていた。
海洋技術科と機関工学科の生徒各20人が乗船。1月24日に函館港を出航し、航海術やエンジンメンテナンスなど船に関わるさまざまな実習を行いながら、はえ縄漁にも挑戦した。
ハワイ沖では昨年の倍となる6回の操業を行い、メバチマグロやキハダマグロなどのほか、130キロのクロカワカジキも捕獲した。昨年から漁獲から販売までを一貫して実施しようと、水産物卸売会社「カネシメ高橋水産」(札幌)が協力し函館で水揚げ。6月ごろには市内や近郊のスーパーで販売する予定。
船からマグロが次々とクレーンを使ってトラックに運ばれると、集まった保護者らは「大きい」など歓声を上げて見入っていた。長期実習を終え一回り成長した子どもたちが下船すると「お帰り」と声を掛けていた。市内の主婦(40)は「無事に帰ってきてくれてうれしい。肉じゃがが食べたいと言っていたので作ってあげたい」と話していた。
新型コロナウイルス感染防止対策として寄港する静岡県の清水港では下船を取りやめ、函館港帰港の際もすぐに帰宅できるように対応した。
機関工学科の山口柊さん(17)は「疲れたが一生に一度の体験ができた。マグロが揚がってくるのを間近で見れて良かった。ハワイでも楽しい思い出ができた。家に帰ったらハンバーグが食べたい」と笑顔だった。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。