函水生がハワイ沖でのマグロ延縄実習に出航

update 2020/1/25 08:07


 函館水産高校(亀山喜明校長)の2年生40人を乗せた道の実習船「若竹丸」(692トン)が24日、ハワイ沖でのマグロ延縄(はえなわ)漁業実習のため函館港海岸町船だまりを出航した。同日、出航に合わせ、壮行式を行い、保護者や同校生徒らが44日間の実習の無事を祈り、船出を見送った。

 今年度は海洋技術科海技コース、機関工学科機関コースの各20人が同船の乗組員23人、同校教員4人とともに乗船。3月7日の帰港まで、マグロ延縄実習のほか、船舶のエンジン操作や航海術を学び、ホノルルでは国際理解教育を実施する。漁獲したマグロは昨年同様函館で水揚げされる。
 式で亀山校長は「ルールを守り、立派に実習を終えてほしい」とあいさつ。実習生を代表し、機関コースの長田夢麗さんは「実習ではつらいこともあるが、その分得られるものは大きい。一回りも二回りも成長して函館に戻ってきたい」と涙ながらに意気込みを語った。

 出航直前には実習生が家族や友人との別れを惜しみ、記念撮影をする姿があった。実習生が船に乗り込むと、岸壁から離れていく船に保護者らは手を振り続けた。

 実習生の息子の見送りに訪れた市内の木村美香さん(44)は「『頑張ってきて』と声を掛けた。入学時から実習を楽しみにしていたので、さまざまな経験を積んできてほしい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです