新年は初詣できます 運河に浮かぶ「金森神社」設営

update 2019/12/31 07:46


 金森赤レンガ倉庫(函館市豊川町)の運河に28日、海に浮かぶ「金森神社」が設営された。建立2年目は初めて初詣に合わせ、元日から2カ月間に延長し、函館八幡宮の祭神をまつる。

 金森神社は今年2月、同倉庫開業30年に合わせて初めて企画。約2週間の開催だったが、今回は設営期間を延ばす。

 社殿は幅、高さともに約1・8メートル。波や満ち引きによる揺れを防ぐため、神鏡や皿を張り付けたほか、防水のため、稲妻の形をした紙垂(しで)は紙ではなくビニールで作るなど昨年より飾り付けた。

 28日は函館八幡宮の桑原隆次権禰宜(ごんねぎ)が清祓(きよはらい)式を行い、同倉庫を運営する金森商船の渡邉政久社長ら9人が参列した。同社の柳谷一美常務は「珍しい海に浮かぶ神社で令和初の初詣を」と話した。

 神事の後は早速、観光客らが手前の鳥居とともに記念撮影し、手を合わせていた。元日から特製絵馬を販売し、鳥居横に絵馬掛けを設置する。また、午後5時〜同10時はライトアップも予定している。

提供 - 函館新聞社

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