函館市が「グリーン購入」で大賞 「エコマーク」とダブル受賞
update 2019/11/23 14:23
環境に配慮した製品やサービスを、環境負荷低減に努める事業者から優先的に購入する取り組み「グリーン購入」に努める団体を表彰する今年度の「グリーン購入大賞」の行政・民間団体部門で、函館市が大賞に選ばれた。また、グリーン購入にかかわり、エコマーク商品の普及拡大に努めた団体を表彰する「エコマークアワード2019」でも道内の自治体で初めてとなる優秀賞に輝き、ダブル受賞となった。
同大賞は、企業や行政などでつくるグリーン購入ネットワーク(東京、平尾雅彦会長)が1998年に創設し、今年度で20回目。大企業、中小企業、行政・民間団体、再エネ普及特別の各部門からなり、昨年度からは国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の目標達成に寄与する取り組みも応募対象に加えた。
函館市は「グリーン購入推進に向けた取り組み〜単純明快なガイドラインを目指して!」とし、昨年に続き2回目の応募で大賞に輝いた。全庁的なグリーン購入の推進を目指し、16年度にガイドラインを大幅に改訂。手続きの簡易化を図ったほか、対象品目別の判断基準をシンプルにし、昨年度はグリーン購入での調達率が84・2%に達し、目標値(85%)に大幅に近づくなど実績を残した。
同ネットワークは「取り組みが停滞する自治体が多い中でガイドラインを見直し、活動の向上を図った」と評価。少なくとも7自治体が市の取り組みを参考にガイドラインを改定したとし、同じ課題を抱える自治体にとって有効だとした。
エコマークアワードは日本環境協会(東京、森嶌昭夫理事長)が10年度に創設し、今年で10年目。市はグリーン購入の推進を基にしながらもエコマークの活用や普及に特化した内容で応募。オリジナルの「地球温暖化すごろく」や電気自動車のラッピングなどのアイデアが受賞につながった。
ガイドラインの改訂に携わり、両賞への応募を担った市環境総務課の上野沙耶さん(27)は「役所はたくさん物品を買うので、環境に優しいものをと思って取り組んできた。ダブル受賞は本当にうれしい」と話している。表彰式はともに12月5〜7日に東京ビッグサイトで開かれる環境イベント「エコプロ2019」の中で行われる。
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