マシュマロ道表彰本賞 函館から2団体目
update 2019/11/5 06:53
函館の絵本読み語りグループ「マシュマロ」(弦木恵美子代表)が、今年度の優良読書グループ北海道表彰本賞(公益社団法人読書推進運動協議会主催)を受賞した。道内で6団体が栄誉に輝き、函館からは2012年度の函館朗読奉仕会以来、7年ぶり2団体目。子どもの読書欲を満たす地道な活動が評価され、会員は喜びをかみしめている。
賞は今年で33回目。市教委の推薦を受け、全道での受賞が決まった。10月29日に市中央図書館で贈呈式があり、市教委の神和幸生涯学習文化課長が弦木さん(78)に表彰状と副賞、図書館の丹羽秀人館長が花束を贈った。
同グループは1996年に設立。市中央図書館で毎週金曜、隔週火曜に子どもを対象に絵本の読み聞かせを行っているほか、柏野、日吉、鍛神の3小学校で月に1回、低〜中学年に読み聞かせ活動を展開。秋の読書週間(10月27日〜11月9日)に合わせ、今年は市内7小学校のイベントに招かれて1〜6年生ごとに読み聞かせをする。市内の高齢者施設2カ所でも読み聞かせを行い、利用者に喜ばれている。聞き手のニーズに合わせた本の選択が難しく、会員が知恵を出し合って良本を選ぶようにしている。
弦木さんは「賞には縁がないと思っていたので、正直びっくりしている」と話す。
最盛期に30人いた会員数は現在13人に減少。高齢化も悩みで、弦木さんは「新しい若い人が入らないのが課題」という。来年で設立25周年を迎えるが「今のところ特別なイベントは考えていない」(弦木さん)としている。
同グループは毎月第3月曜に例会を開き、活動日の読み手を割り振りするほか、同第1木曜に開く研修で読みの練習や手遊びを覚える活動をしている。どちらも会場は市中央図書館。
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