花フェス来年以降取りやめ 会場用地確保できず
update 2019/10/31 06:58
函館市民が花と緑に親しむ人気イベント「はこだて花と緑のフェスティバル」(通称・花フェス)が、来年以降開催されないことになった。実行委は29日、会合を開き、同日付で解散すると決めた。会場用地の確保が不透明なことや、事務局の市住宅都市施設公社の人的、金銭的負担が大きいことが理由。同公社は新たな代替イベントの開催を検討している。
市や公社、函館生花商協同組合、函館造園建設業協同組合など18団体で構成する実行委が主催し、1994年から2019年まで計26回開催。今年は6月8、9両日に開き、約2万6000人が訪れ、花苗の販売や寄せ植え体験、アレンジメント教室、ステージショーなどを楽しんだ。
同公社によると、会場のはこだてグリーンプラザは年次は明らかになっていないが、市が再整備する方針でスペースが確保できない上、太陽パーキングも太陽グループが周辺の再開発を進め、会場用地として借りることが難しいと判断した。
一方、同公社は花フェスを含む緑化普及事業の見直しを進めており、人的負担や開催経費の負担が大きい花フェスはやめることにした。
負担金440万円のうち、公社の負担分は300万円に上るという。協賛金の依頼、集金業務も担い、職員の負担が大きかったとしている。
同公社は市内の公園、公共の花壇を利用した代替事業を検討。上岸庸晃事務局長は「花や緑を通じ市民に潤いのある生活を提供するのが公社の役割なので、できる範囲で緑化の普及啓発イベントを開きたい」と話している。
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