プログラミング技術競う 道南初のU―16コンテスト
update 2019/10/20 06:48
道南地域の16歳以下を対象とした「U―16プログラミングコンテスト函館大会」(実行委主催)が19日、函館市中央図書館で初めて開かれた。競技部門には13人、作品部門には21人が出場し、プログラミングの腕を競った。
若い世代にIT(情報技術)への関心を深めてもらい、エンジニア育成につなげようと、NPO法人ITジュニア育成交流協会のバックアップのもと開催。大会は2011年に旭川市で始まり、現在は函館のほか道内4都市で開催。競技部門の上位3人には11月3日に旭川市で開かれる全道大会の出場権が与えられる。
競技部門では対戦型ゲームプラットホーム「CHaser」を使い、出場者が製作したプログラムを使って対戦。15×17マスの碁盤状のマップに散りばめられたアイテムの獲得数や相手に体当たりする「PUT」と呼ばれる攻撃などで勝敗が決まる。この日はコンピューターと対戦した予選の成績上位8人がトーナメント形式で対戦。見事勝ち抜き、1位に輝いたのは函館工業高校1年の福島翔さん。プログラミングは今年5月に始めたばかりで「まさか優勝できるとは思っていなかったのでうれしい。全道大会に向け、改良を重ねたい」と意気込んでいた。
作品部門ではゲームプログラムやVR(仮想現実)など大人顔負けのレベルの高い作品が寄せられ、ラ・サール中3年の川瀬隼さんが金賞に輝いた。
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