いつまでも安全運転を 高齢者ドライバー講座

update 2019/10/9 08:12


 交通事故防止や、運動・認知機能の維持を狙い、函館市在住の65歳以上の高齢ドライバーを対象にした「健康安全運転講座」が8日、ダイハツ北海道函館店で開かれた。66〜89歳の男女約15人が参加し、正しい運転姿勢や死角確認の学習、体力測定や運動指導を体験し、長く安全に車を活用できるように自己の運転技術を再確認した。
 ダイハツの地域密着プロジェクトの一環で、各種団体と連携し高齢者の事故減に努めている。ダイハツ北海道販売の主催で函館市が後援、今年度は2回目の開催。
 運転の基本を学ぶ講座では、日本自動車連盟(JAF)函館支部の職員が講師となり、運転前の確認として、シートの高さやシートベルトの位置、バックミラーの角度などを挙げて正しい運転姿勢を紹介。その上で、「長年の運転姿勢で最初は違和感があるかもしれない。正しい姿勢に近づけることが安全を守ることにつながる」と話した。
 また、車の周りに置いたカラーコーンを運転席から見る死角確認では、ミラーだけでは不十分で乗車前の目視の重要性も伝えていた。衝突回避ブレーキ機能などが付いたダイハツ車の安全サポート機能の高さに、参加者は驚いていた。
 道理学療法士会道南支部による体力測定、健康講話では、衰えがちな運動能力を高める簡単な体操などが紹介され、効果を実感していた。運転歴50年という市内在住の無職、中井正房さん(70)は「死角確認ではミラーの角度を変えても見えないところがあって怖かった。改めて目視の大切さを再認識した」と話し、今後も安全運転を心掛けることを誓っていた。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです