宿泊税導入を推進 函館市観光振興財源検討委
update 2019/9/26 07:19
函館市が導入を目指す観光目的税について検討する「市観光振興財源検討委員会」(委員長・奥平理函館高専教授)の第3回会合が25日夜、市役所で開かれた。これまでの話し合いでは賛否はあったが、徴収方法の分かりやすさなどを考慮し、今後は宿泊税の導入を進めることで方向性がまとまった。
観光施策を充実させるための財源確保の必要性から、宿泊税を含む観光税導入のあり方が検討されていた。各委員からは「課税客体の絞り込みは難しいが、宿泊税であれば支払い側にも分かりやすく理解が得やすい」などの意見が挙がった。一方で、オブザーバーからは徴収にかかる手間などを懸念する声が聞かれた。
また、道も課税を検討していることを受け「二重課税」について心配する声も挙がった。宿泊税導入に際しては、業者のサポート以外に税の定期の見直し、道との調整、入湯税の軽減、宿泊者増につながる施策に費用を充てる―などの付帯意見が委員から寄せられ、税の定率か定額などを含めた制度設計に生かす。今週中には道職員が市を訪れる予定といい、課税についてのやり取りの報告を求める声もあった。
今後は10月上旬からパブリックコメントを募集し、下旬には2回程度説明会を実施する予定という。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。