函水高でブリのオイル漬け缶詰製造 先輩の課題研究引き継ぐ
update 2019/9/20 07:31
【北斗】函館水産高校(亀山喜明校長)水産食品科の3年生34人が18日、同校でブリを使ったオイル漬けの缶詰を製造した。先輩が課題研究で考案したものを実習に取り入れたのは、同校で初の試み。生徒はブリの地産地消のきっかけになることを願い、丁寧に作業した。
渡島総合振興局が昨年度から実施しているブリの消費拡大推進事業の一環。昨年の3年生で「ブリ班」が研究に取り組み、魚醤(ぎょしょう)や缶詰を試作、研究成果報告で試食会を開いており、この中で商品化の可能性のあるオイル漬け缶詰を引き継いだ。
使用するブリは同振興局から約100キロを無償で提供された。前日に教諭がブロック状にさばいて蒸し煮し、細かく切っておいた。生徒は手作業で缶に113グラムのブリとオイルを入れ計228グラムとし、最後に塩を入れた。その後の機械で行う密封、加熱殺菌の作業でも缶をチェックするなどし、約350個を完成させた。
この日作った缶詰は今後、北斗市内で開かれるイベントなどで提供される。小綿和月さん(17)ら同班の生徒は「班以外の人も交えクラス全員で作業でき新鮮さを感じた」「水産高校を地域に知ってもらい、近海産ブリを使用して缶詰ができることが広まってくれれば」「小さい子どもが魚を好きになってくれれば」など話していた。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。