悲願の優勝へ一丸 函館唯一の女子軟式野球ドルフィンズ
update 2019/9/12 06:46
函館唯一の女子軟式野球チームの函館ドルフィンズ(内藤重彰代表)は、14日から苫小牧市で開幕する秋季北海道大会に出場する。チーム発足以来初の優勝を目指し、一丸となって最終調整に励む。
道南で野球を続けたい女子選手のために2008年に発足。現在、函館や鹿部などのほか、道南出身で札幌や東京在住の選手も加え、中学生から45歳まで16人が所属している。毎週日曜に練習を行うほか、メンバー個人で日々トレーニングに励んでいる。
昨年9月の秋季大会では4年ぶりに準優勝。今年6月の春季大会は3位だったが、佐藤里菜主将(23)や河村梓(31)を中心とした強力打線で勝ち進んだ。中でも、投打の要の佐藤主将は全チーム5本塁打のうち1人で3本を放ち、13打数10安打と圧倒的な打撃力を発揮。相手守備には「佐藤シフト」が組まれるほどで、今大会でも激しいマークは必至だ。
函館ドルフィンズは発足以来、優勝経験がないだけに、ナインは悲願Vへ躍起になっている。
最大の宿敵は苫小牧ガイラルディア。春季、秋季それぞれ準決勝、決勝で顔を合わせ、あと一歩のところで涙をのんできた。佐藤主将は「ここを破らなければ優勝はない。絶対に苫小牧には勝つ」と気合が入る。木村圭介監督も「投手を中心に、守り勝つ野球ができれば優勝もある」と大きな期待を寄せる。
エースをリードする酒谷麗香捕手(森高3年)は「回りを見て、しっかり指示を出したい」と相棒として役割を全うするつもりだ。練習では互いに声を掛けあい、チーム内の雰囲気は良い。佐藤主将は「練習以外の休憩中でも、年の差に関係なく、コミュニケーションができている。わいわい楽しく元気に優勝を目指したい」と力を込めた。
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