函館高専が20年度募集要項で専願導入 定員の適正化図る
update 2019/8/28 06:35
函館高専(※)は27日、2020年度の学生募集要項を発表した。一般学力検査で、これまでの併願に加えて、合格した場合に必ず入学する人を対象にした専願を導入する。
募集は、生産システム工学科(定員120人)、物質環境工学科(同40人)、社会基盤工学科(同40人)の3学科。試験日は、推薦が1月17日(内定通知1月24日)、学力検査が2月16日(合格発表2月27日)。定員は推薦と学力検査で半数ずつを見込んでいる。
新設する専願は、公立や私立の高校なども受験できるが、3月17日の道内公立高校の合格発表日より前の同6日までに入学手続きをしなければならない。一般学力検査の合格者は、まず専願受験者で一定の基準を満たした人を選出し、定員に達しなければ併願受験者の成績上位者から決める。
19年度は、全学科定員200人のうち推薦で85人が合格。学力検査は定員115人に対して289人が受験したが、いわゆる記念受験や滑り止め受験も見込まれるため、定員の2倍以上の255人に合格通知を出し、最終的に114人が入学した。
同校によると、願書とともに提出される個人調査書の意向などをもとに毎年定員の2〜3倍の受験者に合格通知を出しているが、辞退者の数によっては超過や不足になる年もあり、専願の導入によって定員の適正化が図りやすくなることが期待される。
澤村秀治副校長は「本当に高専で学びたいと思っている人が受験しやすくなるようになった。今後は中学校の生徒や進路指導の担当者を中心に新制度の周知を進めていきたい」としている。
※●野茂校長(タダノシゲル)校長、●は人偏に且(かつ)。文字化け防止のため置き換えました(e-HAKODATE)
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。