生鮮スルメイカ 前年上回るも低調 6月
update 2019/7/2 07:07
函館市水産物地方卸売市場の6月の生鮮スルメイカ取扱量は、前年同月比35・5%増の42トンと前年を上回ったものの、同月としては2005年以降過去2番目に低い水準にとどまり、漁解禁前に発表された漁況予測の通り苦しいシーズンの幕開けとなった。
市農林水産部によると、生鮮スルメイカの1キロ当たりの単価は同比17・7%減の1072円。取扱金額は同比11・6%増の4503万円。キロ単価は前年同月と比較するとやや落ち着きを取り戻したもの、依然として高値が続いている。
道総研函館水試が6月18〜26日に渡島大島周辺などで実施したスルメイカ漁場調査では、調査点7点のうち最もCPUE(2連式イカ釣り機1台1時間当たりの漁獲尾数)が最も多かったのは島牧(後志管内)北方沖の19・9尾で、次に高かったのが瀬棚沿岸の5・9尾。昨年同期の調査ではCPUEが最も高い地点で94・5尾だったことなどから、同水試は「スルメイカの分布密度は昨年や過去5年平均を下回った」とし、今シーズンの先行きへの不安が広がっている。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。