大門巡り思いはせる 「函館ぶら探訪」消滅した建物解説
update 2019/5/28 07:55
箱館歴史散歩の会主宰の中尾仁彦さんが26日、まち歩きイベント「函館ぶら探訪」を開いた。今年度2回目で令和最初の今回は「平成30年間で駅前・大門地区において消滅した建物巡り」と題し、中尾さんの案内のもと、約90人が往時のにぎわいを訪ね歩いた。
先人が残した歴史や文化を市民に知ってもらおうと始まり、今回で通算169回目。中尾さんは出発時「街並みの変化を巡るので、ぜひ参加者同士で思い出を語って」とあいさつ。
北洋漁業が全盛期を迎えた1950〜60年代に栄えた松風町の劇場「巴座」跡やWAKOデパート跡、1月に閉店した旧棒二森屋を訪れ、当時の街のにぎわいの象徴を巡った。
松風町電停付近では、若者に人気だったパン店「精養軒リスドール」跡、市民の待ち合わせ場所となっていた森文化堂跡などを訪問。参加者は中尾さんの解説を聞き「懐かしい」と当時を思い出していた。
次回は6月23日に開催。イギリス商人で博物学者のブラキストンゆかりの地を巡る。午前10時に西本願寺函館別院集合。申し込み不要。参加費無料。
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