箱館総攻撃から150年、「歳三櫻」今年も満開
update 2019/5/11 07:12
函館市総合福祉センター(若松町)前の若松緑地で、土方歳三の名を取った「歳三櫻」が今年も満開となっている。新緑の中、淡い桃色の花を風に揺らし、無数の白い花を付けたユキヤナギや紫のつぼみを膨らませたライラックも彩りを添えている。
1869(明治2)年の箱館戦争で旧暦5月11日は新政府軍による箱館総攻撃があった日で、新政府軍、旧幕府軍双方に多くの戦死者を出し、箱館の住民も戦渦に巻き込まれた。若松町周辺は土方が戦死した場所とされ、サクラの木は土方の古里東京・日野市ゆかりのもの。緑地内の「最期の地碑」は命日を前に市民や観光客らが供えた花に囲まれている。
今年は箱館戦争終結150周年の節目。11日は函館護国神社では例大祭本祭が執り行われるほか、高龍寺、五稜郭タワーで戦没者の慰霊行事が予定されている。
提供 - 函館新聞社
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