親子で笑顔 道南各地で「こどもの日」イベント
update 2019/5/6 07:11
【函館、森】5日は「こどもの日」。道南は高気圧の影響で好天に恵まれ、最高気温は八雲町八雲で7月下旬並みの22・6度、森で同中旬並みの22・7度と絶好の行楽日和となった。各地では親子で楽しむイベントが開かれ、大勢の参加者が体験などを楽しんだ。
○…道立青少年体験活動支援施設ネイパル森では「こどもの日まつり」が開かれ、来場した子どもらは、屋内外の多彩なイベントを楽しんだ。
屋内では、七宝焼きなどが体験できるワークショップのほか、ミニ四駆体験会もあり、コースを走る自分のマシンに「頑張れ」と声を掛ける様子も見られた。
屋外では、低く張ったベルト状のラインの上を歩くニュースポーツ「スラックライン」が人気。ステージ発表もあり、大人と子どもが歌とダンスを披露した。
最後は屋外特設ステージで餅まきが行われ、大勢の来場者が掛け声をあげながら手を伸ばして餅をつかむなど、イベントは白熱した空気の中で締めくくられた。函館市柏木町から参加した葛西龍雅ちゃん(5)は「スラックラインが楽しかった。また遊びに来たい」と話していた。
○…五稜郭タワーは今年で51回目となる「はこだて子供の日 親子凧(たこ)作り・凧あげ大会」を開いた。函館市と札幌市の親子13人が参加。同社で「ぐにゃぐにゃだこ」を作り、五稜郭公園で舞い上げた。
参加者はカラフルなポリエチレンのシートに同社キャラクター「GO太くん」のシールなどを貼り、思い思いのデザインに仕上げた。骨組みとなる竹ひごの取り付け作業では、親子が協力する姿が見られた。完成後、同公園へ移動し、親子でたこ揚げを楽しんだ。
市内の平野陽大ちゃん(5)は「たこ作りはデザインを考えるのが楽しかった。お父さんとたこ揚げができてうれしい」と笑顔。たこ揚げを指導した「はこだて日本の凧の会」の佐々木英樹さんは「今日は風もちょうど良く、全員のたこが揚がって良かった」と話していた。
〇…函館空港では「こどもの日だヨ!函館空港キッズイベント」(函館空港ビルデング主催)が開かれ、帰省客や家族連れがマジックショーや縁日などを楽しんだ。
函館を拠点に活躍するマジシャン・高野太吾さんによるマジックショーを皮切りに、ビールびん釣りやヨーヨー釣りなどの縁日が空港内に登場。マジックショーには100人を超える観客が詰めかけ、縁日では子どもたちが声をあげて楽しんだ。
また「令和」時代の幕開けを記念し、政府による新元号発表の瞬間を再現した写真撮影コーナーなども設けられ、人気企画として列をつくっていた。家族4人で訪れた函館駒場小学校2年の中西悠翔君(7)は「ビールびん釣りが難しかったけど、楽しかった」と笑顔だった。
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