澤田米穀店「ふっくりんこ」を原料にしたポン菓子販売

update 2019/4/19 07:07


 【北斗】市中央2の澤田米穀店は、知内町の米農家、帰山農園と共同で、道南産米「ふっくりんこ」を原料にしたポン菓子「ふっくりんこJAPON」を開発し、20日から販売する。

 同店の澤田導俊専務が米の消費拡大に向けた商品として、5年ほど前から道南産米を活用した米菓子の開発を模索。JGAP(食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証)を取得した同園の帰山和敏さんに協力を呼び掛けたほか、昨年4月には道経済産業局の「農商工等連携支援事業」に認定され、道総研食品加工研究センターの技術支援を受けながら開発を進めてきた。

 原料のふっくりんこは、農林水産省の規定に沿って農薬や肥料を削減して栽培した特別栽培米で、油を使わない加工法を導入。食べやすいよう円盤状のチップスにした。玄米を使い、道産真コンブやホッキのだしをベースに味付けした「海鮮いわし&ほっき昆布だし味」と「黒糖きなこ&ほっき昆布だし味」、幼児でも食べられるよう白米のみで作った「プレーン味」の3種類を開発。澤田専務は「お菓子で玄米の栄養を摂取でき、プレーン味は離乳食やシリアルとして食べることも可能。お米のおいしさ、魅力を伝えていきたい」と話す。

 プレーン味は1個190円(税別)、他は320〜350円のオープン価格としている。同店のほか、新函館北斗駅内のアンテナショップ「ほっとマルシェおがーる」(市渡1)、はこだて工芸舎(函館市末広町8)などで販売する。

 問い合わせは澤田米穀店(0138・73・2210)へ。

提供 - 函館新聞社

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