北海道新幹線開業3年約570万人利用 乗車率は年々減少
update 2019/3/14 07:08
JR北海道は13日、北海道新幹線の開業3年間の運行実績などを発表した。道新幹線が開業した2016年3月26日から19年2月28日の1070日間で、2万8451本の列車を運行し、約570万人の利用があったことなどが分かった。
まとめによると、一日当たりの平均乗車人数は、16年度は約6200人(乗車率32%)、17年度は約5000人(同26%)、18年度(2月末まで)は約4700人(同24%)と年々減少。定時運転率(終着駅到着時の遅延1分未満の列車の割合)は97・1%で、平均遅延時分は1列車当たり0・47分だった。
これまでに上下線合わせて最も利用が多かった日は16年12月23日で、1万4734人が乗車。降雪により新千歳空港で航空便の欠航が相次いだことが影響したとみられている。次いで多かったのが同年5月3日の1万4269人で、ベスト4がいずれも16年内に占めた。
同社では16日のダイヤ改正で東京―新函館北斗間が最短3時間58分で結ばれるのに合わせ、同日、函館駅や新函館北斗駅、木古内駅などで出迎えや見送りのイベントを企画しているほか、道新幹線の利用客への記念品のプレゼントを企画している。同社はこうした企画などを通じて「10連休となるゴールデンウイークの利用につなげたい」としている。
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