元町配水場など2カ所にビューポイント 観光客らに憩いの場提供
update 2019/3/6 06:51
函館市は、景観を眺望できる視点場(ビューポイント)に関し、新年度に着手する整備地点を旧函館検疫所台町措置場(船見町)と元町配水場の2カ所に決めた。美しい眺めを落ち着いて楽しんでもらうため、ベンチやあずまやを設けるなど一体的に整備する計画で、市民や観光客に憩いの場を提供する。
新年度予算案に5000万円を計上。市が2017年に国土交通省から「景観まちづくり刷新モデル地区」に指定されたことを受け、半分を国が補助する。
旧検疫所は外国人墓地の近くに位置し、現在は市の景観形成指定建築物となっている事務所棟だけが残る。付近では函館湾を航行する船舶や海に沈む夕日を見られるが、古い樹木や電線が見通しを遮り、課題となっていた。
新年度は電柱を移設するほか、眺望スペースを設けてベンチを新たに2、3台設置。老朽化したフェンスも交換する。
一方、元町配水場では、噴水から階段を上がった場所にある展望広場に物見台を新設。高い場所から市街地や大森浜などの眺めを堪能できるよう整備し、古いベンチを更新。あずまやも設置する。
訪日客の旅行地選びには、写真共有アプリ「インスタグラム」などSNSによる情報発信が大きく影響を与えており、美しい自然を眺められる場所の観光資源化は、観光客の呼び水となる可能性がある。こうした視点から、市は今年度から現地調査を行い、候補地の選定を進めていた。
工事は今夏以降に着手する予定。市まちづくり景観課は「市民や観光客が訪れたくなる仕掛けづくりを通して、街の魅力を高めたい」としている。
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