函館駅前ビルに14店が開業 旧・棒二森屋アネックス

update 2019/2/21 07:41


 旧・棒二森屋アネックス(函館市若松町)の建物を活用したテナントビル「函館駅前ビル」に20日、飲食店や衣料品店などの14店が開業した。8日に先行オープンした店舗や公共施設を合わせると19テナントとなり、棒二森屋閉店後の駅前地区の空洞化抑制に期待がかかる。

 この日は、アネックスから継続の5店、本館からの移転の7店ほか、飲食店「ラップ&ロールカフェ」とパン店「キングベークナチュラル」の2店が1階に新規オープンした。

 ラップ&ロールカフェは同ビルや本町で衣料品店や飲食店を展開する丸山商店(丸山英樹社長)が運営。店内に12席を設け、「原木」と呼ばれる骨付き生ハムを使ったサンドイッチやパンケーキなどを提供する。多言語表記のメニューも用意しており、丸山社長は「地元や観光の方々が気軽に立ち寄れる場所を提供していきたい」と語る。

 キングベーク(坂本欣也社長)が運営するキングベークナチュラルは、約120種のパンを亀田本町の本店から1日3回程度運んで販売する。この日は大勢の客が訪れ、「五島軒のカレーパン」や「北洋堂のこしあんぱん」などの道南企業とコラボレーションした同店限定商品などを次々と買い求めていた。

 同社の井上裕司・社長室長は「初日から多くのお客さまに来ていただいた。今後も道南の企業と連携した商品開発を進め、地元の名産物を発信する店にしたい」としている。

 同ビルは、棒二森屋の閉店から後継施設の開業まで5年は掛かることから、駅前の空洞化を懸念する市などが棒二森屋を運営する中合(福島市)に営業の継続を求めていた。これを受け、中合などは3年程度、テナントビルとして営業する方針を示している。

提供 - 函館新聞社

その他の新着ニュース

前のページにもどる   ニュースをもっと読む



ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。

ページ先頭へ

e-HAKODATE .com
e-HAKODATEは、函館市道南の地域情報や函館地図、旅行観光情報、検索エンジンなど、函館道南のための地域ポータルサイトです