10期ぶり上方修正 10〜12月の道南経済で財務事務所
update 2019/2/19 07:12
函館財務事務所(石井克憲所長)は18日、昨年10〜12月期の経済概況「道南経済レポート」を発表した。個人消費で判断を引き下げた一方、観光が堅調なことや雇用情勢が改善していることなどを受け、総括判断を「緩やかに持ち直しつつある」と、10期ぶりに上方修正した。
観光は胆振東部地震の影響を受け、10月はフェリーやJR、航空機が軒並み前年同月を下回るなど回復しきれなかった。11、12月は一転して道内観光の早期回復を目的とした「ふっこう割」が好調だったほか、自治体などによる積極的な情報発信、道などによる海外メディア、インフルエンサー(影響力の大きい人)の招へいなどもプラスに働いたことで、函館圏への入込客数は11月で前年同月比1・6%増の15万2000人、12月で同4・5%増の16万人と、いずれも前年を上回った。このことから、判断を「堅調」と上方修正した。
住宅建設は函館、北斗市の新設住宅着工戸数をみると、持ち家は前年同期比6・7%減の168戸だった一方、貸家が同36・4%増の330戸、分譲住宅が同2・1倍の73戸だったことから、新築計は同24・9%増の571戸と前年を上回り、こちらも判断を7期ぶりに上方修正した。
今回の判断で唯一下方修正した個人消費は、ホームセンター(3社)などで前年同期を上回ったほか、管内主要大型小売店(6社)で前年並みだった一方、食料品スーパー(4社)は胆振東部地震に伴う買い込み需要の反動減もみられたことなどから、「持ち直しに向けたテンポが緩やかになっている」と判断を引き下げた。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。