中国など55カ国へクリファンライブ配信 延べ31万人視聴
update 2018/12/3 07:12
道南の農水産物の流通に取り組む一般財団法人北海道食品開発流通地興(谷沢広代表理事)は、中国の大手ポータルサイトと提携し、12月1日の「はこだてクリスマスファンタジー」点灯式の様子を中国など世界55カ国にライブ配信した。函館・北海道への外国人観光客の誘致を目指した取り組みで延べ31万人が視聴、一定の成果を得た。同法人は今回を足掛かりとして、中華圏への情報発信を強めていく方針だ。
胆振東部地震以降、北海道や函館への外国人観光客が減少した中、「九州などに比べて、北海道は発信力が弱い」(谷沢代表)とみて、中国を中心に約5億8000万人の会員数を持つポータルサイト「網易新聞」(ワンイーニュース)と提携。函館の今を伝えようと、1日のクリファン初日の模様を1時間半にわたって生中継した。
中国国内ではツイッター、フェイスブックといった米国発祥SNSの利用が禁じられている中、網易新聞は同国内で信頼度の高いサイトとして認知されているといい、東京にも拠点を設けている。函館には取材クルー4人が訪れ、スマートフォン1台でクリファン開幕を生中継。点灯式をはじめ、会場周辺の土産店の紹介や、渡島総合振興局の担当者へのインタビューを行った。点灯式の時間帯には約10万人が視聴し、函館やクリファンのPRに一役買った。
日本で同サイトに携わる北川健司さんは、中国人観光客の動向に関し、電子決済などの受け入れが十分に進んでいないなどの課題を挙げた一方で「中国人の北海道への関心はまだまだ高い。札幌や函館は知れ渡ってきており、さらに地方に行きたがっているので、もっと紹介していきたい」と意欲を示す。
同法人は今回、同サイトの招へい費用を負担した中、今後は費用捻出に向けPRに力を入れる考え。谷沢代表は「今後北海道各地の祭りやイベントをライブ中継し、各地の情報を中華圏に発信していきたい」と話している。
その他の新着ニュース
- 函館七飯スノーパーク最後の週末にぎわう...2020/4/5
- 道立函館美術館 再開後堅調 橋本・鵜川展は5日まで...2020/4/5
- 「松前さくらまつり」70年ぶり中止 町民、理解と不安交錯...2020/4/4
- 北大水産実験所・宗原所長、道内の魚のルーツ紹介する本発刊...2020/4/4
- 松前さくらまつり中止 公園は閉鎖せず...2020/4/3
- 自閉症啓発の青 五稜郭タワーライトアップ...2020/4/3
- IT企業「みのり」、4日に手作りマスク販売...2020/4/3
- 函バスが高速はこだて号の共同運行参画 駅前で出発式...2020/4/2
ご注意:
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。